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団塊世代の山旅人

あまり人の行かないような薮山に魅せられ、沢をよじ登り薮を漕ぎ、iPhoneと地形図とコンパスを頼りに、誰一人訪れることも無い頂を目指す、そんな山旅を楽しんでいます。

木曽御嶽山

 日本の三千m峰の中でまだ登っていなかった木曽の御嶽山に、山開き前の雪の残る季節に行ってきました。
 御嶽山の山開きは、毎年七月十日。それまでは山小屋も一部しか開いていないので、テント持参の山行となる。
 山開き後は白装束の信者さん達が大勢押しかけ、登山と違った雰囲気に包まれ、純粋に山を楽しめないと考えたからである。
 登山ルートも沢山ある中で、拘りのウェストンに因み黒沢口コースとした。
 彼が登った頃は、車道などは無く麓からの登山であったが、今は六合目の中の湯から登る。
 登山道は長い年月手入れされ、太い桧を半割にした様な立派な物で敷き詰められており、鬱蒼とした針葉樹林の中を登っている。
 近年はロープウェイが架けられ、これを利用しての登山者が大半で、ワザワザ中の湯から登る登山者は少ないらしい。一合目毎に有る休憩所も七合目から上は繁盛している様だが、この時期はまだ開いてなくて、僅かに八合目の女人堂が開いていた。
 残雪も八合目少し手前位から現れ、森林限界を脱した様で視界が一気に広がる。東側には木曽谷を隔てて中央アルプスの木曽駒ヶ岳とピラミダルな宝剣岳、その後には南アルプスの鋸岳に甲斐駒ヶ岳、北へ目を転じると雲の間から運良く穂高連峰と乗鞍岳もがその姿を見せてくれた。
 女人堂から上は、少し大きな雪渓を横切り、火山特有の噴火物で覆われた斜面を登る様になり、見上げればへばり付く様に建つ九合目と九合五尺目の小屋、更に雲の中から頂上小屋まで望む事が出来た。
 幕営装備で重いザックが徐々に体力を奪っていき、苦しい登りが続く。雪渓に続くがれ場を慎重に登り、やっと頂上噴火口の縁に登り着きヤレヤレ。
 どこからともなく漂ってくる硫黄の臭いが火山の上に居る事を肌で感じさせてくれる。
 頂上小屋が近づくに連れ登山者が目に付く様になり、疲れきって登り着いた頂上には若い人達が多く、今流行りの山ガールも居て華やかだ。
 この人達は王滝口から登って来たのだろう、後からもゾクゾク登って来る。


 軽く食事と珈琲タイムを済ませ頂上を後に本日の泊予定の白龍避難小屋へ向かう、水の無い一の池から二の池、更に下り賽の河原、登り返して三の池を見下ろす白龍避難小屋に到着。
 扉も開いており先行者無し、予定時間を大幅に過ぎて居るので、予定を切り上げ宿泊準備。
 先ずは水の確保、近くの雪渓から炊飯分の水を作る。全量を雪渓から作るとなるとガスが足らなくなるため、三の池まで水を汲みに行くのだが、直接池まで行く道は残雪の斜面をトラバースとなり危険なため摩利支天越えで五の池小屋経由で行かなければならない。
 元気な三人に行って貰い、其の間に水を溶かしご飯を作る。漸く水汲み班が戻り準備完了。
 まだ時間には早いので、1人で摩利支天の三角点まで出かける。ルートもシッカリしていて間違い様がない、三角点の山頂は狭く切り立った岩尾根の上に在り、写真に収めました。

 ここより西には高い山が無く、視界を遮るものが一切無いので雲海が遥か彼方まで望めこの上ない時間を楽しめました。
 夜半から雨と風の天候に変わり、小屋を打つ風と雨の音で目が覚める。トイレに外に出てみたが思ったようね悪天候ではなく少し安心。
 朝のご来光は拝めなかったが、昨日と同じルートで下山。
 梅雨の中で一日でも晴れていて幸運な山行でした。
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  1. 2012/07/02(月) 10:54:40|
  2. 登山
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薮山雲水

Author:薮山雲水
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還暦も遠の昔に過ぎ去り、体力の衰えに無駄な抵抗を試みながら、それにも懲りずに山へ登っています。
いつまでアルパインを続けて行けるか分かりませんが、これからもどうぞ宜しくお願いします。

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